2020年3月、スマートバンドを買った。磯釣りでの消費カロリーを知りたかったからだ。以前、オムロンの活動量計を買ったのだが、イマイチ使いこなせなかった。身に着けるのを忘れたり、ソフトの使い勝手があまり良くなかったのだ。スマートバンドなら常時装着できるし、スマホとの連携も楽そうだ。…… more いろんなメーカーから出ているが、スマートウオッチは高価だし、そんなに複雑な機能は必要ないので、スマートバンドにした。ガーミンというアメリカで創業したメーカーの「ビボスマート4」だ。GPS機器などの老舗で、他にも数機種をラインナップしている。少々お高く、1万円を超える。実際の価格はこちらを参考に。本体とUSB充電器が入っている。シャオミという中国のメーカーの「Mi スマートバンド4」。4,000円以下と、大変安価だ。よく売れているようで、評判もいい。実際の価格はこちらを参考に。（スマートバンド4は、2020年11月現在、新型の「Miスマートバンド5」に代替わりしている。当然、いろいろと進化しているようだ。）こちらも本体とUSB充電器が入っている。比較するために9月までの6か月間、このように左手に装着していた。左がガーミン「ビボスマート4」で、右がシャオミ「Miスマートバンド4」だ。「Miスマートバンド4」の方が少々大きくて目立つ。「ビボスマート4」はモノクロ画面で、「Miスマートバンド4」はカラー。画面は当然カラーの方が綺麗なのだが、屋外、特に日光が当たった状態では、「Miスマートバンド4」はほとんど読めない。有機ELディスプレイとの事だが、実際には晴れた釣り場では役に立たない。逆にモノクロの「ビボスマート4」は直射日光が当たってもディスプレイ文字を読める。日中の釣りで使用するなら断然「ビボスマート4」だ。ちなみに満充電からバッテリー切れまでは、以下の通り。「ビボスマート4」　6日半「Miスマートバンド4」　11日半これは私が実際に体験したデータであり、個体や設定により少し差が出るかもしれない。スマホからの通知機能をオンにしておくと、このように「ビボスマート4」は表題が、「Miスマートバンド4」は内容まで表示される。ただ、老眼の私には「Miスマートバンド4」のメッセージの文字が小さすぎて読めない。また、恥ずかしい内容だと他人に見られる可能性があるので、これを重視するかどうかは人それぞれだろう。あとはソフトの使い心地だが、どちらも甲乙つけがたい。私の場合、iPhoneに専用アプリをインストールしてブルートゥースで接続するのだが、データ転送の時間が違う。「ビボスマート4」はかなり時間がかかるのに対し、「Miスマートバンド4」は数秒で終わる。「Miスマートバンド4」のソフトは機能が少ないのだが、そのせいでとてもわかりやすい。歩く距離とか時間を、1日を通して細かく確認できる。これはとても気に入った点だ。ただ、睡眠計測がとても不正確だ。データも見やすいのだが、入眠時間、起床時間が明らかに違う事が多かった。その点、「ビボスマート4」はかなり正確だ。同じ日の睡眠データだが、全然違う。もっとも寝ているから浅い睡眠やレム睡眠とかは自分で判断できないのだが、この2機種では睡眠状態の表示が全然違うのだ。時には「ビボスマート4」よりも「Miスマートバンド4」の方が正確だった事もあるが、これは短期間でのレビューではなく、半年間毎日確認した上での総合的な感想だ。どうしても入眠と起床状態が比較的正確な「ビボスマート4」を信用してしまう。アマゾンなどでは、正反対のレビューもあるが、いったいどのくらいの期間試したの？と聞いてみたい。当然、機械との相性もあるだろうから全否定するつもりはまったくないが、報酬をもらってレビューしている事実も実際に報道されたから、イマイチ信用できない。それとどちらの機種も、昼寝は睡眠とみなしてくれないようで、一度昼夜逆転の生活をした時は、睡眠時間ゼロになってしまった。夜勤などの職業の人は、どちらの機種も使えないだろう。どちらも風呂、シャワー時に装着した状態で全く問題なしなので、釣りの時も安心だ。以上のように半年間、両方とも充電時以外は常時装着していたのだが、ある日「Miスマートバンド4」のスマホアプリにアップデートがかかった。このような画面が出て、アップデートの同意をしないと起動しなくなってしまった。そこでソフトウェア契約とプライバシーポリシーを確認した。スマホに入っている個人情報などを収集する事があると・・・そんな事、必要？どのアプリも断りなくやっているのかもしれないが、シャオミという中国のメーカーだけに、少々不安になってしまった。はっきりした証拠があるわけではないので誹謗中傷と思わないで頂きたいのだが、私はここでアップデートをせずに、「Miスマートバンド4」の使用をやめてアプリも削除した。2020年7月24日から一週間ほど、ガーミンのサーバーが世界中でダウンしたようでスマホとつながらなくなってしまった。原因はわからないが、なんとなくどこからか攻撃を受けたのではないかと勘繰ってしまったのも、シャオミを外した理由だ。まあ4,000円しなかった製品なので諦めもついたし。という事で、それからはガーミンの「ビボスマート4」だけを装着している。小さいし。この機種で計測したデータをもとに、磯釣りの運動量を公開する。2020年9月9日　三宅島の地磯釣行釣行記事はこちら。これは心拍数のグラフ。残暑厳しい晴れた日に地磯に入って釣りをし、他の地磯も見て回り、夕方にまた地磯で釣りをした。かなり心拍数が上がっている。ストレスのかかり具合が高い・・・空白の場所は、計測不能という事らしい。そんなにストレスかかっておったのか！夏の直射日光下で磯を歩き回ったからな・・・歩数は10,556歩と、普段よりも少ない。が、1日の消費カロリーは・・・なんと7,719キロカロリー！これはかなりの数字だ。7,000キロカロリーは、1キロの脂肪を燃焼させる量らしい。普段よりも歩数が少ないのに消費カロリーが多いのは、心拍数も関係あるのだろう。ボディバッテリーという項目もあるのだが・・・完全にエネルギー切れではないか！前夜、東海汽船でほとんど寝られなかったせいもあるだろうが・・・2020年9月16日　伊豆半島　入間での渡船釣行釣行記事はこちら。心拍数は先日の地磯釣行に比べてかなり低い。ストレスは・・・釣れん時間帯は計測不能になるほど強いんか！（ここで言うストレスは、そういうストレスの意味ではないので念のため）でも計測できている時間が多いから、そんなでもなかったのだろう。渡船なので当然、歩数は少ない。普段の半分くらいだ。が、消費カロリーは普段より少し多い程度。ボディバッテリーは起床してからの減少が激しい。まあ、三宅島の地磯釣行よりはマシだ。普段の生活仕事の日は、このくらいの歩数。東京の交通機関を使用して通勤する人は、たぶんこのくらいだろう。車を足とする地方では、もっと少ないようだ。同じ日の消費カロリーは2,734キロカロリー。まあ成人男性なら、こんなものではなかろうか。日によって、体の状態によって差はあるだろう。あくまで私個人のデータなので、他の人に当てはまるかどうかはわからないが、今回の結果としては以下のように言える。渡船の磯釣りは、あまり普段と消費カロリーが変わらない。磯釣りにダイエット効果を求めるなら、地磯へ歩いて行くべし！スマートバンドやスマートウォッチは、これからもどんどん新製品が出て機能も多く、そして計測も正確になっていくだろう。バッテリーの寿命が来たら、また新しい機種を買って試してみたい。応援して頂くと、書く励みになります。下のバナーをクリックして下さると、大変うれしいです。にほんブログ村にほんブログ村楽竿のホームページへジャンプ close

磯釣りの消費カロリー　～ガーミンVIVOSMART4　と　シャオミMiスマートバンド4　の比較～