２０１９年５月１１日（土）ゴールデンウィーク前半は強風でフカセ釣りが出来ず、投げ釣りする事になって、後半は家庭の事情があって全く釣りが出来なかった。この週末は、久しぶりにノッコミ時期のクロダイ狙いで、フカセ釣りが出来る環境が整った。そこで今回は、真夏に年無しを上げた周防大島の「あ…… more の」漁港へ行ってみた。釣具屋さんで話を聞くと「今年のノッコミ黒鯛は、渋いよ！」と言われた。最近、釣り運に恵まれていない上に「今年は特に渋いのかよ・・・。」３月３０日（土）柳井市の黒鯛フカセ釣行で釣った１匹の黒鯛以来、今まで黒鯛の顔を見てもいない。今日はどうでも１匹は釣り上げたい・・・釣らせて下さい。現着と同時に、神にも縋る様な思いで海面を覗いて見ると、デッカい黒鯛が「ウジャ、ウジャ」泳いでこっちを見ています。「見えチヌは釣れないからなぁ・・・・。」黒鯛を刺激しない様に静かに準備して「パラパラ」と、オキアミを撒いても逃げて行きます。今まで、見えチヌを見た日に黒鯛が釣れた事なかったし、なんとも嫌～な雰囲気が漂います。いつもの様にオキアミを刺し餌にして投げますが、チッチャなメバルが喰ってきます。グゥフゥじゃないのが救いですが、・・・・。この日は最近発売された「荒食いブラウン」と言う練り餌を使ってみました。匂いを嗅いでみると「臭い・・・」サナギが入ってるんでしょう。「黒鯛は、よくこんな臭いモノ食えるよな・・・・。」黒鯛は悪食なので、口に入るモノなら何でも食っちゃうんでしょうね。この臭い練り餌と黄色い練り餌を半々にブレンドして投げてみたら、いきなり来ました。ウキがゆっくりと、潮の流れに逆らって潜っていきます。糸ふけを取りつつアワセると、藻に隠れようと激しく泳ぎ出しました。ドラグが負けて道糸が出ます。道糸が出るなんて、去年の真鯛以来なので・・・瞬間・・・期待してしまいましたが、単に調整が甘かっただけでした。この時期は特にパワフルな泳ぎで釣り人を楽しませてくれます。浮いて来ても諦めは悪く、まだ逃げようと泳ぎます。適度な引きで楽しませてくれたのは、４３ｃｍの黒鯛でした。今の時期のアオリイカは産卵のために寄り添って泳ぐペアリングをしますが、この時にエギを投げても見向きもしません。黒鯛も同じ様に産卵モードに入った時期には、なかなか捕食モードにスイッチが入りにくいのでしょうかねぇ・・・？やっぱりこの時期は、食い気より色気なんでしょうか・・・。そんな時期に偶然遭遇した「捕食スイッチ・ON」状態です。３０分後に再びウキにアタリが出ました。ガツン！と、アワセを入れますが、「重たい！」「藻に入ったか？」でも、引っ張れば寄ってきます。早い事、遠くで浮かせないと、足元にある藻に潜り込まれる可能性があるので、思いっきり竿を立ててリールを巻きます。竿の曲がり方を見てた地元のおっちゃんが玉網を入れてくれました。２匹目は年無しに１ｃｍ及ばない４９ｃｍの黒鯛でした。この黒鯛は釣り上げた後、暴れたので地面に落としてしまい、大量に出血してしまったので現場で締めて持ち帰りました。しかし、こいつは頭の後ろ辺りにコブが有り、捌いてみるとコブの内部は空洞になってました。何かの病気か奇形だったのでしょうか？気色悪くて食べられませんでした。その後、スイッチが切り替わったのか？黒鯛の反応は皆無となり、練り餌にシロギスやグゥフゥが喰ってきて、空しく納竿しました。動画貼っときます。 close

年無しは現れず！周防大島の黒鯛（チヌ）釣り #016