3回目となった今回は、これまでの項目に属さない事柄を並べてみました。小さな心掛けが、時には大きな結果を持たらしてくれるかも知れません。■理想の糸巻き量とは？意外に情報が少ない糸巻き量の話になりますが、これはスプールエッジの形状に関係してくる項目だと思っています。個人的には飛距離を…… more 満遍なく出したいと考えており、トラブルしないギリギリの量で巻いています。ただし、真冬になりますとPEラインの表面が凍る事でトラブルが増えますので、そのような時期だとスプールエッジよりもやや深めに巻くことが多いです。冬だとこれくらいの糸巻き量で、シマノだとこれが標準くらいだと思われます。・シマノリールの糸巻き量は？シマノのスピニングリールは、斜めに飛び出したスプールエッジが多いです。この斜めの部分だけを出すのが標準の糸巻き量だと聞きます。自分の場合は、最初はやや多めに巻いて劣化部をカットしながら使っていきます。標準よりやや膨らむ程度で巻いていますが、ライントラブルは殆どありません。・ダイワリールの糸巻き量は？一般的なダイワのスピニングリールは、スプールの傘が大きくラインがまとまって出るのを防ぐ役割を果たしています。そうした安心感を前提に、エッジぎりぎりまで巻く事が多いです。エッジよりも1ミリほど深めに巻くのが理想です。■ラインは自分で巻く釣具店でリールを購入しますと、店側でラインを巻いたほうがよいか？毎回のように親切に聞かれます。店側に巻いてもらうと楽ですが、PEラインはメーカーによって太さが違うため自分の理想の深さにならないのを恐れて自分で巻くようにしています。スプールが縦長の機種だと、ラインの収まり具合を予測するのが難しく、店員さんもぴったり巻くのに苦戦すると聞きます。下巻きのラインが圧縮される分も計算しなければならないので、自分の理想にぴったり巻くのは自分しかできないと考えています。■深溝スプールをあえて使うPEライン150ｍを収めるためのスプールのラインキャパを考えますと、かなり浅溝のスプールで十分だという事になります。ですので、最初から浅めのスプールか別売のシャロースプールの糸巻き量で十分に間に合いますし、そのほうがリールの自重が軽くなります。しかし、自分が敢えて深溝スプールを使っている理由は、下巻きのラインを使う場合を想定しているからです。犀川の過去の報告では、下巻きのラインも全て出切ってしまったという大型との格闘の話がよく出てきます。200ｍ以上ラインが出された段階で引き寄せられる確率は低いかも知れませんが、ラインが全部なくなるという状態をなるべく避けたいと思っています。自分が下巻きまで出そうになったのは、過去に1回だけです。低い確率ながらも、スーパーモンスターは何としてもキャッチしたいものです。■替えスプール万が一のトラブルの時のために替えスプールを用意しておきますと安心です。それはごく普通の考えだと思いますが、自分の場合は釣行の最中にノットを作るのが面倒なので、リーダーを組んだ替えスプールを用意しています。釣り場で5分程度あればFGノットを作ってリーダーを交換する事ができるのですが、釣り場でノットを組むと完成度が落ちる事が多いので、いつも前日に家で組んでいます。根掛かりでラインブレイクさせる時は、FGノット部でブレイクさせずにスナップ部でブレイクさせたいです。そうすれば時間のロスを減らして、後続の釣り人にも迷惑をかけにくくなります。家で入念にFGノットを組んだ替えスプールを用意しておく事で、半日で劣化したリーダーの交換と強いノットの交換を素早く済ませる事ができます。ナイロン系リーダーは、劣化防止のため空気に触れさせないようにベルトを巻いています。保管しておく車内は、非常に高温になるため劣化を感じる事があります。■ロングハンドルを付けてみたら・・・2年ほど前にその有効性を試そうと、パワーロングハンドルを付けてみました。操作性やら巻きの効率など色々と期待していた事はあったのですが、結果としては自分の釣りに合わないという感想となりました。自分の釣り方は、じっくり見せるという方法が多いのですが、リールから手が離れるほど食ってきた際にロッドの先がブレてしまい乗せらせませんでした。ですので、長くないハンドルで両手でタックルをしっかり支えることで、急なヒットでもきちんとフッキングさせたいです。しかし、アクションと同時に合わせを入れるような釣り方ならば、ロングハンドルは合っているのかも知れません。14000円の実験は、短い時間で終了しました。■ロッドとの相性の話まだ結論に至っていないのが、ロッドに合うリールの話となります。自分の考えとしては、一般的な釣りだと軽量なロッドには軽量なリールが合うと考えており、軽快なアクションが求められるエギングなどでは軽量同士の組み合わせが良いと思っています。では、本流の釣りとなるとややヘビーなロングロッドには、自重のあるリールを軸とすることでロッドの弾力を活かした誘いが入れやすいと考えます。その一方で軽量なロッドにはどのリールも合うと考えております。操作感には余り影響がないのかも知れませんが、自分は安定性を重視するので軽量なリールを好む傾向は少ないです。元ガイドが小さい場合は、リールの番手を下げるなど相性を色々と考えます。■ダイワのリールについてバスからソルトまでやっていた頃は、ダイワのリールばかりを好んで使っていました。使っていたのは、ルビアスの他にカルディア、月下美人、レガリスなどです。その理由については、安い価格帯でもトラブルが少ない仕様が多いと思ったからです。どちらかというと、ダイワのほうが先進技術を数多く取り込んでおり特にベール部は丈夫でトラブル軽減を駆使した印象がありました。しかも、新開発のドラグ仕様にATDを採用しており、それも気になるところです。ゆとりがあればセルテートを購入したいと思っていましたが、繊細なドラグ調整がアダとなるか？ATDで満足できるか？リスキーなところがあります。犀川一筋のリールを検討する際に、悩んで悩みぬいた結果ドラグ調整の利便性からシマノを選ぶ結果となりました。どちらかと言うと、趣味の世界になりやすいスピニングリール・・・普段は無意識に使っているだけに、少しでも支障が出るとかなり気になります。----------------------------------------------------------ブログランキングに参加しています。多くのアングラーに役立つ犀川情報を目指しています。応援していただける方は、クリックをお願いします。　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓ close

本流リール考察　その３