第2回目となった今回は、犀川で使うスピニングリールを選ぶ際に重要視している項目を並べてみました。リールは好みとは言っても、本流に合うものをなるべく選びたいです。■優先している仕様　その1　ドラグ調整自分がシマノのリールを使っていますが、それはドラグ調整が簡単な機種がある事が最も大…… more きな理由となっています。犀川のトラウトは、手前に来てから急に走る事が多いので、フックアウトしそうな場合は瞬時にドラグを緩めたいケースが発生します。そうした際に、シマノの特定のリールだとドラグノブを半回転させただけで強弱の調整が大きくでき、瞬時の対応に非常に向いていると実感しています。仮にやり取り中に希望のドラグ調整まで3回転回すとなると、回している最中に手遅れになってしまう可能性が出てきて怖いです。実際にドラグ調整の遅れがアダとなって大型を逃したケースがありました。皮一枚でのキャッチドラグの瞬時の調整で、こうした浅掛かりでも口切れを防げるケースがあります。■優先している仕様　その2　タフさ自分の釣行時間を考えますと、1日10時間以上を月平均5回ほどになります。月50時間以上使い、しかもルアーを軽い根がかりから外すことも多いことから、ギアがガタガタしにくいリールが望ましいと考えています。使用時間が長いリールについてはオーバーホールに出しますが、なるべく後からの追加費用が掛かりにくいと助かります。ですので、全体的にタフなリールほど、不満が出にくいと考えています。剛性を重視しているリールほど自重が重くなる傾向がありますが、個人的には軽い事のメリットよりもタフさのほうに恩恵があります。いかにもタフそうに見える18ステラ使用度合いを分散させる事でも、初期性能を維持させる事ができます。■優先している仕様　その3　飛距離リールによって飛距離の差が出ると聞くことがあり、調べてみたところ、やはりスプール形状によって差が出るようです。ライントラブルを抑えながら飛距離を出したい理由は、狙うポイントのかなり上流へルアーを着水させたいケースがよくあるからです。ただし、飛距離についてはスイングの技術やラインによって違ってくるため、リールにゆだねる部分はほんの一部だと考えています。それでも、なるべく理想に近づけるため、飛距離が出やすいという仕様が魅力になります。スプールが縦長になって飛距離が伸びたと言われる14ステラデザインに賛否がありましたが、前作よりも確実に飛距離が伸びたと言われています。■優先してる仕様　その4　トラブル軽減今さら言うまでもないことですが、釣行中のライントラブルはなるべく避けたいです。ただし、現在売られている多くのリールがライントラブル軽減に力を入れており、この部分については以前使っていたルビアスのほうが良い印象です。とにかく使っているPEラインが細いので、それがベールのアーム部の隙間に入ってしまう事があります。しかし、キャスト時のトラブルはステラが少ない印象で、ラインを多めに巻いた状態でも塊で出てしまうケースは少ないです。ライントラブルは勝負をかけたい時間に起こってしまうとかなり辛いので、個人的な配慮で軽減できるとしても少ないに越した事はありません。真冬の朝に起こったライントラブルこれはラインの表面が凍ったのが原因ですが、トラブルはなるべく避けたいです。■優先している仕様　その5　ドラグ性能ドラグの滑り出しがスムーズだと過度な負担がかかる事なく魚の動きに合わせて勝負しやすいので昔から理想だと言われています。仮にドラグの滑り出しが悪いと、滑り出してからあっけなくラインが出すぎてしまい魚の体力を奪いにくく寄せるのに苦労してしまいます。メンテナンスする事で滑り出しの悪化を防ぐことができますが、これはシマノのリールには昔から定評がある項目です。ただし、ダイワは数年前からATDという滑り出しがスムーズになるシステムを投入したため、ATDが搭載されているリールについてはドラグ性能が評価されています。どのメーカーにしても価格に比例してドラグ性能が上がっていますので、重視したい場合はそれなりの投資が必要になってくると思います。ドラグの滑り出しについては最も評価が高いステラですが、値段も高く出費が大変です。■デザインについて個人的にスピニングリールのデザインについては優先順位がかなり低いほうで、ほとんど選択の余地に入っていない現状です。しかし、敢えて好みのデザインを挙げるとすれば、シブくて洗練された感じのものが良いと思っています。というのも、トラウトロッドの多くが派手さを抑えながら、洗練されたデザインのものが多いからです。ネイティブトラウト用のグッズの多くが同じような傾向がある事から、選べるとすれば主張が控えめなほうがトラウトを惹きたててくれると思っています。リールは大きさ比較のために写真で使いますが、目立たないように奥へ置きます。選ぶと言っても、購入の際の予算で決まる事が多いスピニングリール・・・次回もリールをテーマに、色々な項目を挙げていきます。----------------------------------------------------------ブログランキングに参加しています。多くのアングラーに役立つ犀川情報を目指しています。応援していただける方は、クリックをお願いします。　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓ close

本流リール考察　その２