さて、今回は犀川で使うスピニングリールについての考察の記事になります。リールは、ある意味巻くだけのものですから、釣果に左右する度合いは少ないと思います。しかし、より効率よくヒットさせて、少しでもキャッチ率をアップさせるために考えたことを並べました。リールは飽くまでも脇役ですが、時…… more には大きな仕事をしてくれた存在感を放ってくれる事があります。■リールを使う喜び本流トラウト以外にも様々なジャンルの釣りがある訳ですが、スピニングリールはたくさんの釣りに共通して使われているアイテムとなっています。その最先端の技術の結晶であるリールを通じて、時代の進歩を知る事ができ他の釣りジャンルの人と共通した話題ができるアイテムでもあります。リールはそれぞれのグレードで最高の巻き心地と精密さを提供しているので、どれを購入しても費用対効果を実感できるものだと思っています。もはや性能では釣果に差がつかないほど優れた製品ばかりで、愛着が持てやすいデザインで釣行の楽しみをボリュームアップさせてくれます。バス釣りで様々なドラマを作ってくれた98ツインパワー　ちょうど20年前のリールですが、細かい仕様が今とはかなり違っています。■犀川で使うリールについての考え方犀川の場合、釣果優先というスタイルが多いので、味のあるオールドリールを好んで使っているアングラーは少ないと感じています。もし大型がヒットした場合に、フックアウトやラインブレイクなどの危機が迫る一進一退のやり取りが起こる事から、危機を軽減しやすいリールが望ましいと考えています。また、川幅の平均が40ｍを超えるポイントがありますので、飛距離アップや巻きの効率なども重視したいです。フルスイングが多い故に起こりやすいライントラブルも極力軽減できればと思っています。このように、直接ヒット率を上げるというよりは、釣り全体の快適さをアップさせる役割の方が大きいと考えています。太くて広い流れを快適に攻めるのに合ったリールを考えたいです。■番手番手はロッドに合わせるというのが、基本だと思っています。使うラインに合わせるケースもありますが、PEラインを使っている限りラインがスプールに収まらない事はないと思います。シマノだと3000番から4000番、ダイワだと2000番から3000番あたりが本流でよく使われており、ストレスなく使える大きさではないでしょうか。■番手が定番化する理由最近のPEラインは非常に細いので、スプールに収める事だけでよいならば、リールの大きさを2000番まで落としても問題ないはずです。しかし、それをやらないのは、キャスト中にスプールがすぐに深くなってしまい飛距離が出ません。また、一回転あたりに巻ける長さが短いので、巻く回数が増えてその分時間がかかります。番手を大きくすると逆の現象が起きますが、ロッドの軽さに対してリールが重すぎたりスプールが大きすぎることで元ガイドにライン抵抗がかかりすぎるように見えます。そういったマイナス面が発生しにくいバランスを踏まえますと定番になっている番手が無難ではないかと考えています。７フィート台のロッドと3000番のリールやはり7フィートくらいのロッドには4000番は大きく、3000番が合っています。■重いリールと軽いリール同じ番手であったとしても自重が軽めのリールと重めのリールが存在します。例えばシマノの場合、ステラC3000が210ｇなのに対して低価格のヴァンキッシュC3000は185ｇです。ダイワの場合は、イグジストよりも安価なセルテートのほうが自重が増えます。ですので、軽いリールほど全ての性能が優れているというわけではなくて、かなり大雑把に言うと剛性を重視しているタイプなのか？軽量さを重視しているか？の違いだと思います。高価で重いリールほど全体に強い金属が使われる部分が多く、その分重くなります。高価で軽いリールは、なるべく丈夫で軽量なパーツで構成させているので、巻きが軽くて感度が良いです。これは自分がかなりアバウトな傾向だと思っているため、全てがこの傾向に当てはまるはけではないです。■ギア比についてノーマルギアスピニングリールは主にノーマルギア、ハイギアに分けられています。自分はノーマルギアを中心に使っており、場合によってハイギアを使う事があります。ノーマルギアを使っている理由については、スプーンを使う頻度が高いため安定したリトリーブがしやすく、ゆっくり巻く際に巻きも定しやすいからです。ただし、1回転で巻ける長さが短いので、回収は遅いですしやり取り中に隙をみて引き寄せできる距離も短くなります。そうしたデメリットがありながらも、スプーンを軽い根掛かりから外しながら一定のスロースピードで巻く際にノーマルギアの安定性が実感できます。また、ディープダイバーをボトムにゴリゴリさせて巻く場合、ノーマルギアのほうが強い引っかかりから外れやすく、ルアーが安定しやすいです。ノーマルギアでじっくり攻めている時の様子ハイギアシマノのリールには、ハイギア（HG）よりもさらに上のハイギア（XG）があります。ハイギアは回収のスピードが速いですし、一瞬の隙で引き寄せる場合も速いです。特にアップやアップクロス側へ遠投した場合に、ラインのフケを素早く取る事ができます。マヅメ時の食い気があるタイミングだと早いテンポで攻められるので、ハイギアの方が有利です。また、ロッド操作に合わせて巻きながらルアーにアクションを加える場合は、ハイギアのほうがルアーに強いテンションを入れやすいです。ピンポイントで攻めて回収を早く行う場合には、ハイギアに利点があります。時間が少ない朝練は、ハイギアをよく使っていました。ギア比のまとめこのように、ギア比についてはそれぞれの利点があり、一つに絞るのは難しいところです。しかし、巻くスピードについては、自分の工夫や努力で補えることが多いことからどちらかというとノーマルギアを好んで使う割合のほうが多くなりました。ヒット率を少しでも上げるとなると、ピンポイントにスプーンを丁寧に泳がせボトムギリギリでスローリトリーブしやすいからです。アクションや誘いをメインにして攻めるスタイルであれば、ハイギアのほうが釣り方に合っていると思います。今回はスピニングリールについて取り上げましたが、実際に使用したリールの種類が少ないだけに、まだまだ知識不足です。それでも、次回は個人的にこだわっている項目を挙げていきます。----------------------------------------------------------ブログランキングに参加しています。多くのアングラーに役立つ犀川情報を目指しています。応援していただける方は、クリックをお願いします。　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓ close

本流リール考察　その１