今回のテーマは本流の大きな魅力の一つで、なおかつ攻略する上でも重要な「瀬」についていろいろと挙げてみました。■犀川の「瀬」とは？本来は、本流の瀬と言えば本流ヤマメを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回はレインボーとブラウンを狙うための瀬となります。よく、こんな強い流れに居るはず…… more がないと言われる事があります。確かに、渓流では強い流れを避けるトラウトを探す事が多いです。しかし、犀川のような大きな本流になりますと、効率よくエサを捕食できる事を前提に瀬に好んで入っているトラウトがよく居ます。自分が考える犀川の瀬とは、流れのスピードがあり波が出ていてその音が聞こえる水量が盛んなポイントになります。■瀬の魅力・トラウトのコンディションが良い瀬にはいろいろな種類がある訳ですが、何と言ってもその魅力はヒットするトラウトのコンディションが良い事です。持論では、強い流れの瀬ほどエサの捕食の際にかなりの瞬発力が求められるため、特に洗練された野生のトラウトが釣れるケースが多いと考えます。捕食をしながら流れに留まれる体力があると考えられ、一点のほころびもないパーフェクトなレインボー本州でこれに出会えるのは、余りにも貴重なのかも知れません。・強い衝撃自分がよく使うドンッ！とかバコンッ！という表現のままの衝撃が走ります。瀬のトラウトは、基本的にルアーをくわえた瞬間に横に向きます。言わば引っ手繰る訳ですが、瀬においてはその時にかかる水流の抵抗が非常に強いため、ロッドに伝わる衝撃が激しくそれを味わうと病みつきになるほどです。合わせを入れなくても十分なフッキングができる事が大半で、衝撃の後の重みでかなりの大型か？と緊張が走る事が多いです。強い衝撃の後、ロッドの先が瀬の中に引き込まれていきます。・引きが強い瀬に入っているトラウトほどヒレが発達しているケースが多く、流れの抵抗に加えてヒレの抵抗とトラウトのパワーの3つが加わります。トラウトの体力もずば抜けているケースが多く、エキサイティングなやり取りが展開されます。3月の瀬の中に入っていたブラウンドーン！という衝撃と共にすごい引き抵抗で長いやり取りが続きました。■犀川のいろいろな瀬犀川の瀬深さがあるにも関わらず、底の形状を反映した波が出ている事があります。波が出ているという事は、それはトラウトが流れを避けられる石が大きく存在している事を示しています。表面のスピードに惑わされて低層のポイントを見逃してしまうと、かなりもったいない事になるかも知れません。比較的に浅めの瀬あまり大型がヒットした事はありませんが、大勢が探らないだけに探ると簡単にヒットする事があります。すぐ後方がプールならば凄いコンディションのトラウトが差してくる事がありますが、後方も長い瀬の場合は野生の小型しかいないケースばかりです。流れが強すぎてトラウトなんて居ないと見えても、流れが緩い筋が存在している事があります。チャラ瀬波が出ている浅い瀬ですが、せいぜい小魚しか入っていない場合があります。ただし、チァラ瀬は、その瀬の部分だけを見るのではなくて、虫の格好の住処ではないかと疑う必要があると考えています。丸石の隙間は川虫の巣だとすると、餌の生産場としての役割を果たしており、そこからどの方向へ餌が集まるのか？に注目しています。ガンガン瀬自分の経験では、真夏にしかトラウトが入っていない非常に激しい瀬です。普通に探れるルアーが少ないですが、探ってみると抵抗が軽くなるようなスポットがある場合があります。また、白い波の中に姿を隠したがるトラウトが居るケースがあります。■瀬のトラウトの大きさの最大は、50㎝ほどか？これまでキャッチしたケースや他のアングラーからの話では、何故か？トラウトの最大が50㎝ほどの事が多いです。これは飽くまでも普通の強めの流れではなくて、白波が出ていて音が聞こえるような瀬の中での話となります。ただし、オスのブラウンにおいては、強い瀬には居ないものの隣接するギリギリのポイントに60くらいのが居る事があります。俊敏に餌を捕食するための魚体の大きさには、限界があるのかも知れません。解禁日に瀬の中でヒットした50㎝のレインボーモンスターとは言えないまでも、かなり満足できる1本になる事があります。今回は「瀬」の紹介の記事となりましたが、次回以降はもっと突っ込んだ事を挙げていきます。----------------------------------------------------------ブログランキングに参加しています。多くのアングラーに役立つ犀川情報を目指しています。応援していただける方は、クリックをお願いします。　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓ close

攻略編　瀬の釣り　その1