梅雨明け直後の犀川。大増水から2週間以上経過し、ようやく釣れ始めたとの情報を得て期待をして出撃。白濁りは残っているとは聞いていたものの、釣りを楽しむ上では十分な状況だと思っていました。大増水の爪痕が残る犀川で、果たしてトラウトの顔を見る事ができるでしょうか？典型的な真夏の快晴だっ…… more た殖産エリアのコンディションは、以下の通り。・気温　　　 20度～32度・水温 　 　 17度～21度・水位　　　 ほぼ平常・水質　　　 透明度20㎝程度の白濁り涼しい朝マズメで少しでも長く釣りをするため、夜明けと同時に殖産にエントリーします。すると、思っていたよりも白濁りが残っていて、嫌な予感が頭をよぎります。強めの白濁りに加えて流れの筋がかなり変化しており、とりあえず最初のランはハズれました。至る所に土砂が隆起しており、思った通りに流れが強くて攻めにくいです。とにかく、状況確認を踏まえて何カ所が巡りましたが、小型らしきアタリが1回だけでした。5日ほど前にニジマスの放流があったようで、それは狙わないもののアタリの主かも知れません。思った以上の反応の無さにより一層の丁寧さが必要だと思い、じっくり探っていきます。そして、日差しが強くなるほど瀬に差して来そうなので、強い流れも攻めていきます。しかし、白濁りが段々と強くなってきましたので、一旦様子を見る事にしました。これが2週間後の犀川なのか？と疑うくらい、やる気の下がる強い濁りになってきました。余りにもひどい状況につき、このまま漁協エリアに移動する事にしました。晴れた日の漁協エリアは河原が暑くてしんどいですが、仕方なく行ってみます。すると、濁りはまだまだ残っているものの、殖産よりはかなりマシな水質です。良さげな場所を探してエントリーしようとすると、何とどこもかしこもカワウが先行しています。そういえば殖産でもカワウが先行してばかりで、釣れない原因の一つような気がしてきました。それでもチャンスはあると考えて、熱い体を冷やすようにウェーディングしていきます。しかし、こちらも一層に流れが強くなっており、トラウトが留まりそうなポイントを見つけられません。午後2時を回るとウェーディングしながら蒸れてきましたので、試しに水温を測る事に・・・すると、まだ7月中旬なのに水温が21度で、これからが心配になってきました。漁協エリアで粘るも、ポイントを絞り込めない上に水草の流下で、夕方を前に釣りを断念。帰途につくと、国道が事故による渋滞となっていたので、仕方なく殖産で釣りを再開しました。殖産も水温が上昇しており厳しいと思いきや、偶然にもカワウよりも一歩先にエントリーできました。着水しようとしてUターンするカワウを横目に見ながら、瀬の脇をウェーディングしていきます。地形の変化がポイント形成を良くしていて、ここは珍しいと思っていたらレンジバイブ55ESにヒット！直後の機敏さからレインボーだと判断し、岩に巻かれないように冷静にポジションを移動します。数メートル走っては寄せるを4回ほど繰り返して、最後はバテたところをスムーズにキャッチ！3週間ぶりにバットを曲げてくれたのは、野生っぽい回復系ニジマス49㎝。濁り続きで痩せていると思いきや、かなり充実した魚体で体力がありました。もうダメだと思っていただけに、本日の精神と肉体の疲労を一気に吹き飛ばしてくれました。コンディションの回復が異常なほど遅れている犀川・・・支流の一部で土砂崩れがあったようで、その復旧工事が原因で濁りが止まらないようです。こんなひどい状況でも、元気な姿を披露してくれたニジマスを見てかなり安心できました。来週も猛暑になりそうですが、次回も価値ある1本を出せればと思っています。-----------------------------------------------------------ブログランキングに参加しています。多くのアングラーに役立つ犀川情報を目指しています。応援していただける方は、クリックをお願いします。　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓ close

犀川釣行　白濁りでやっと1本