20g〜40g程度のメタルジグを身近な堤防から遠投して、様々な魚を狙う「ライトショアジギング」が楽しくてハマっています！ 軽量タックルで気軽に釣りができて、小型青物から1m級の魚まで狙えるのがたまらなく楽しいんですよ！美味な魚が多いのも嬉しい。 今回は、これからこの…… more 釣りを始めようという人のため、「初心者が青物などの魚を釣るためのファーストステップと、用意するべきおすすめのタックル」についてまとめていきます。   ライトショアジギングの魅力とは？   ライトショアジギングは主に堤防からメタルジグを遠投して、青物を中心に様々な魚を釣る方法。 100g程度のメタルジグをフル遠投し、巨大な青物を狙う「ショアジギング」と違って圧倒的に疲れにくく、幅広い魚種を狙うことができるので人気沸騰中の釣法です！ これほど気軽に挑戦できて、ロマンのある釣りは他にありません。それほど高い道具を買わなくても気軽に始められるので、ぜひ初めてみてください。   この釣りで狙える魚種は？   ツバス・シオ(ブリ・カンパチの幼魚)を中心に狙うことが多いですが、対象魚は幅広くカマス・サバ・アジ・タチウオ・サゴシ・ヒラメ・マゴチ・ソーダガツオなどが釣れます。 さ・ら・に！上手くタイミングを合わせ、万全の準備を整えておけば80cm超のブリ・ヒラマサ、100cm超のサワラ・シイラなど巨大魚も釣れてしまいます・・・！ 場所を選べば、シーバスロッドなど軽量タックルでも80cm級のブリを取り込むことができます。幅広い魚種を釣れるのが、ライトショアジギング最大の楽しみといっても過言ではないです！   初心者が最初に揃えるべきタックルの選び方 まず最初に、ライトショアジギングを始めるにあたって必要な道具について解説しています。 基本的には、〜40g程度のメタルジグを扱えるタックルであればなんでも大丈夫です。その他、快適に釣りができるタックルの選び方についても解説していきます。   ロッドの選び方とおすすめ製品について   ライトショアジギングでは軽量のメタルジグを中心に扱うので、「シーバスロッド」など柔らかめの竿でも十分に釣りができます。 専用のロッドも発売されていて、重め(50g〜)のルアーが扱いやすいように作られています。しかし！初心者が最初から固いロッドを購入すると、あとで痛い目をみます。 シーバスロッドなら他の様々なルアー釣りにも応用できますが、専用ロッドはメタルジグ専用設計になっているため汎用性がないんですよ。     この釣りは魚の回遊があるときはよく釣れますが、魚がいなければ全く釣れません。専用ロッドを購入したために早々に挫折・・・という人を何人も見てきました。 また、青物を釣る一番のコツは、突き詰めると「どれだけジグを投げ続けられるか」にかかっているんですが、シーバスロッドは「軽量性(※)」も兼ね備えています。 他の人と釣果に差を付ける意味でも、様々な魚が釣れる・・・という点を最大限楽しむという意味でも、入門用にはシーバスロッドが最適です！   (※)専用ロッドは重いルアーを扱うため、200g〜250g程度の竿が多いです。一方シーバスロッドは軽量なものが多く、自身が使っている竿は155gとかなり軽量。この重さが、後々釣果に大きく響いてきます。   ライトショアジギングのおすすめロッド！   【ライトショアジギング用ロッドに求められる性能】 竿の長さは9フィート〜10フィート メタルジグの20g〜40g程度を遠投できる 長時間釣りを続けられるだけの軽量性・パワー PEライン対応   シマノ ロッド 13 ソルティーアドバンス シーバス S906M posted with カエレバ SHIMANO(シマノ) 2014-03-19 Amazon ダイワ(Daiwa) ロッド ラテオ 96M・Q posted with カエレバ ダイワ(Daiwa) 2013-02-13 Amazon Abu Garcia(アブガルシア) ロッド SALTY STAGE KR-X ショアジギング SXJS-962MH60-KR posted with カエレバ Abu Garcia(アブ・ガルシア) Amazon   初心者には、安価ながら性能の高い「ソルティーアドバンス」がいいですね。1万円でお釣りが来る価格ですが、ちゃんと大型青物まで取り込むことが出来ます。 自身が購入した「DAIWA ラテオ96M・Ｑ」は2万円以内で購入できるロッドながら、軽量性・遠投性・パワー性能がいずれも高くコストパフォーマンス抜群なのでかなりおすすめ！ 中・上級者にステップアップしたい場合は、「Abu Garcia SALTY STAGE KR-X」を買っておくと重めのジグまで投げられるし、さらに大物まで取ることができます！   ▼自身が使用している「ラテオ」のレビュー・インプレはこちら DAIWA ラテオ96M・Qはライトショアジギングに最高のロッドだった件【インプレ・レビュー】2016.10.01   ライトショアジギングに最適なリール選び   ロッドに続いてライトショアジギングに最適なリール選びですが、ロッド選択ほどこだわる必要はありません。 青物狙いの場合はメタルジグを高速でアクションさせるため、HG(ハイギア)モデルを選ぶことが重要。 「最低限の耐久性を備えつつ、釣りを長く続けられる軽量性・ロッドとバランスの良いモデル」を購入することが大事になります。   【ライトショアジギング用リールに求められる性能】 ダイワで3000番〜4000番・シマノなら3500番以上 疲労しないようできるだけ軽量なもの 激しいアクションにも耐えられる剛性   シマノ リール リール 16 ナスキー 4000XG posted with カエレバ SHIMANO(シマノ) Amazon ダイワ(Daiwa) リール 16 EM MS 3012H posted with カエレバ ダイワ(Daiwa) Amazon Abu Garcia(アブ・ガルシア) リール REVO PRM 4000SH posted with カエレバ Abu Garcia(アブ・ガルシア) Amazon   「シマノ ナスキー」は実売価格1万円以下で購入できて、性能が高い優秀なモデルなので入門用におすすめ。 「ダイワ EM MS」は実際に購入して使っていますが、3000番で自重250gとこのクラスにしては非常に軽量で疲れないので気に入っています！ ステップアップしてショアジギング用のロッドを買うなら、やはり「Abu Garcia REVO PRM」一択でしょう。専用ロッドとの相性抜群！見た目が渋くてかっこいい。   ▼自身が使用している「EMMS」のレビュー・インプレはこちら ダイワのミドル級リール「EMMS(エンブレム)3012H」を使い込んだインプレ・レビュー2017.03.05   巨大青物も安心のラインシステム解説   この釣りは〜40gのメタルジグを1日投げ倒すことになるのと、80cm〜1mクラスの巨大青物が釣れることもあるので、できるだけ強度のあるラインが不可欠となります。 メインラインにはPEラインの1〜1.5号、リーダーはフロロカーボンの5号〜6号あると安心です。このラインシステムで、何十本と青物をゲットしてきました。 人によってはラインの結束が甘くてバラした・・・など悔しい思いをしている人もいるので、ロッド選びと同じぐらい「ラインの選び方」も重要になってきます！   ▼ラインの選び方と最適なラインシステムについては、下記で解説しています！ ライトショアジギングに最適なラインシステムとは？PE・リーダーのおすすめラインを解説！2017.02.08   おすすめのルアー(メタルジグ)について   ライトショアジギングにおすすめのメタルジグですが、何よりも「遠投性能」が重要となるので、ぶっちゃけ100均のジグでも釣れます。 が、どんなルアーであろうと魚のいるエリアに届かなければ、当然ながら釣れません！ 遠投性能はタックルによって大きく変わりますが、飛ばせるメタルジグを買えば安定して100m以上ぶっ飛ばすことも可能になります。   ▼おすすめのメタルジグについては、下記の記事で解説しています。 よく飛ぶ！釣れる！ライトショアジギングにおすすめのメタルジグを徹底比較2016.11.06   ライトショアジギングの基本的な釣り方 初心者でも釣れる方法と狙うべきポイント   ライトショアジギングで青物を釣るために超重要なのは、「時合」「釣りをするポイント」「ルアーを投げるべきポイントを見極めること」です。 それに加えて、できるだけルアーを投げ続けることができれば、どんな初心者でもあっても必ず青物が釣れます。断言します。   ▲青物がよく釣れる急深ポイント。船道がエグれていて、手前でも15mの水深となっている。   タックルは揃えたけど、どこに行けば青物が釣れるのか？沖堤防・大型港湾・磯など「水深があって潮通しのいいポイント」は間違いなく青物が回遊しています！ それらのポイントに加え、大潮・中潮など潮周りが良いタイミングで釣れることが多いので、潮時表は必ずチェックしておくこと！ ただし潮流の早すぎるポイントや、餌となる小魚が多い場合は潮止まりでも釣れることも。自分はいつも足元を見て「小魚が回遊しているか」をチェックし釣れるかどうか判断しています。   ▲表層に大量のイワシを発見！小魚が多く集まるポイントでは釣れる確率が高い   青物を狙う時間帯について ▲海面がザワついたら「ナブラ」発生の大チャンス！   青物は餌であるイワシなどを追って回遊しているので、小魚が動きだす朝マズメ・夕マズメの時間を集中して狙うことが大前提になってきます。 青物の活性が高まり、ベイトを追って水面がザワつく「ナブラ」が発生すれば大チャンス！同じようにナブラを超えるようキャストし、巻いてくれば釣れることが多いです。 もし早朝を逃しても、潮回りがよければ真昼間でも釣れます。むしろ大型になると昼前後に突然「ドカン！」食ってくることが多いので、最後まで気を抜かないこと！ この時間帯は気分的にもダレていると思いますが、座りながらでもいいので投げ倒すことが重要になります。   ▼真昼間デイゲームで青物を釣り上げる方法は下記の記事でまとめています。 青物って真昼間に釣れるの？鉄板バイブの早巻きが最強だぞ！【ツバス・ハマチ・シーバス】2016.09.24   ルアーアクションの方法(ワンピッチジャーク)   次にメタルジグの動かし方ですが、ライトショアジギングでは「ワンピッチジャーク」さえ覚えれば青物を釣ることができます！ 同じアクションで青物・根魚・シーバスなど様々な魚を釣ることができるし、ルアー釣りに慣れていなくとも簡単なのでぜひ練習してみてください。   【ワンピッチジャークの方法・手順】 ルアーをキャストして、フリーフォールで着底させる リールを1回転させながら竿をシャクる 10回〜15回ほど巻いたら再び底までフリーフォール 手前まで来たら回収して再び投げる ▲ワンピッチジャークの簡単な操作方法。軽いロッドアクションでもジグを動かせます。   アクションのコツですが、毎回必ず「着底」させることが重要。次に「フリーフォール」させるとヒラヒラとジグが落ちていくので、青物に食いの間を与えることができます。 メタルジグは表層から底まで「マニュアル」で操作できるという最大の強みがあって、青物はどの層についているかわからないので底からキッチリ探ってあげると釣れやすくなります。 釣れないときは高速・低速を使いわけることで、通常では食ってこない魚を引き出すことができますが、大体は「回遊していない」ことに原因があるので投げ続けることのほうが重要。   青物は「釣果情報」を集めれば絶対釣れる   最後に青物は回遊してこなければ釣れない魚ですが、逆に回遊さえしてくればポンポンと釣れることが多いです。 そこで、常に近くの釣り場の釣果情報をチェックして「いつ青物が釣れ始めるのか」を見極めるのが非常に重要になってきます。 他の釣り人がいないタイミングを狙って釣りにいくのもありですが、事前に釣果情報をチェックしておくだけで釣れる確率を一気に向上させることができます！   近隣の釣具店・ブログで釣果情報を発信していたら、必ずチェックしておきましょう。自分は毎日、複数のサイトを巡回して回遊の有無を確認しています。（笑）   【ライトショアジギング初心者が青物を釣る方法まとめ】 青物は「回遊」してこないと釣れない魚 事前に釣り場で青物が釣れているか情報収集する 朝マズメ時が一番釣れるが、昼間は大型の可能性が大！ 「ナブラ」を発見したら大チャンス！すぐに投げ入れよう 常に潮目や泳いでいるベイトをチェックする メタルジグのアクションは「ワンピッチジャーク」で 青物を釣る最大のコツは「釣れるポイントで投げ続けること」   テクニックどうこうよりも、とにかく「回遊」が最重要キーワードとなります！   おわりに：運が大きく左右からこそ というわけで、以上「ライトショアジギング初心者が青物を釣るためにやったこととおすすめタックル」について紹介してみました。 青物は回遊魚なので、特に「運」が左右しやすい釣りです。初心者でも青物がいて、適切な場所・方法でルアーを通せばアホみたいに釣れます。逆に努力しても釣れないまま終わってしまうことも。 ただし、その「運」を道具や努力で引き上げることも可能です。これは釣りに限らずですね！     少しでも軽量なロッド・リールを使えばより多く投げられるし、飛距離の出る装備を揃えれば、魚のいるエリアまでルアーを届けることが出来ます。 「運」が大きい釣りだからこそ、自信の持てるタックル・体制を揃えておくことが重要だと、僕は考えています。 それでは！   close

ライトショアジギング入門！初心者が青物を釣るコツとタックルを徹底解説