荒れたコンディションとなった漁協エリアの解禁日・・・そんな状況の中で判明した意外な事実・・・成功と失敗などいろいろありましたが、今回も分かった事をまとめてみました。■解禁日は濁りが直撃、今年は15日に雨が降り、16日は荒れたコンディションになってしまいました。しかし、アルプスは雪…… more だったのが幸いで、強い雪代は出ずにぎりぎり釣りが成り立つコンデションで済みました。それでも、前日の雨が原因で釣果情報は去年よりもずっと少なく、大勢の人が濁りとゴミの流下に苦戦した解禁日となりました。■全体的なヒットの状況自分の印象では、いつもの解禁日よりも全体的なヒットの数が3分の1くらいになったと思われます。SNSに続々と投稿されるはずの釣果写真は少なく、「何とか１本」というような釣果が多いと思いました。自分の得た情報では、ニジマスの最大が63㎝、ブラウンの最大が60㎝ほどでいづれもルアーでキャッチされました。■地形の変化は？昨年7月に氾濫ぎりぎりの増水となり、その後も長い増水が続いたことで、変わり果てたポイントが多かったです。今はそれが毎年のこととなりましたが、上流部は特に変化が多かったと感じました。また、三川合流よりも下流にはいくつかの大場所がありましたが、そのほとんどが思ったよりも水深が無かったです。今後に水位が平常に戻ったならば、深くなる大場所が増えていくのではないでしょうか。■当日の釣り人の状況は？例年だと、アングラーの半分を占めるフライマンですが、今年は濁りのせいか？解禁を避けたという話をよく聞きました。ですので、解禁当日の釣り人の構成は、ルアーマン8割、フライマン2割。自分が見回った印象ではそのような割合に見えました。全体的な釣り人の数も例年よりも多くはなく、人気ポイントでも空きが目立ちました。濁った本流を回避して、支流に行ったという人も多かったと思います。お昼頃の木戸橋下流の様子毎年1番の人気ポイントですが、誰もいませんでした。■トラウトのストック量は？解禁日にキャッチされていないトラウトが多く残った印象でしたが、その後の数日間のキャッチ数もそれほど多くないと思いました。やはり、ポイントらしいポイントがそれほど多くはないので、着き場が少なくてダムに落ちているトラウトが多いのではないでしょうか。また、昨年7月の大増水の影響で、ダムの下の下まで落ちているのかも知れません。■当日の自分の戦略は？当初入る予定だった大場所には行かずに、水質がマシだと思われる中場所のようなポイントに入りました。気が付いたのは、周りのほぼ全てがルアーマンで、皆さん最初に確保したポイントを徹底的に探っていました。自分も次のポイントでのヒットの可能性は低いと考え、その場所の隅々を探っていって、やっとこヒットさせることができました。1本キャッチした後は、小さなポイントはほとんどダメでしたので、午後は水質が少し回復した大場所を探っていく流れとなりました。■今後の漁協エリアの展望は？そこそこ強めの雪代が発生したならば、リセットを期待して新しく入っているトラウトを狙うのが一つのやり方だと思います。しかし、ここ数年の春は雨が少なく増水が少ないので、今春もまた同じかも知れません。6月に水温が上がって水量が増えると、遡上するトラウトが増えるかも知れません。そういうタイミングを狙って、良型のヒットを期待したいと思います。昨年6月の増水時にキャッチした信州サーモン■漁協エリアの課題初夏に近づくにつれ、日中の時間がすごく長くなっていくので、GWから梅雨にかけては、殖産と行ったり来たりすることがよくあります。しかし、犀川橋から下流部については、午前9～10時くらいからワサビ田からの大量の水草ゴミが流れ出てきます。ですので、それまでが勝負になるのですが、平日朝の7-9時の間は、明科から松本にかけての国道19号が渋滞します。そういったことに気を付けてこのエリアに臨まなければなりませんので、朝イチの勝負というのが重要になってくると思います。三川合流から流下する水草今年も新シーズンがスタートした犀川・・・成功、失敗などいろいろありましたが、冬が終わって春がやってきます。--------------------------------------------------------------ブログランキングに参加しています。多くのアングラーに役立つ犀川情報を目指しています。応援していただける方は、クリックをお願いします。　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　↓ close

解禁釣行でわかった事　2021年編