11月の３連休に、どこかに行こうと予定を立てた。２か月ほど前のことである。さて、どこに行こうか・・・ヒラマサのキャスティングにしようか山陰、能登、山口と目ぼしいところを調べるも、どの船もすでに予約が取れない。それなら、カンパチのジギングにしようと、徳島、高知を探すも、こちらもいっ…… more ぱい確かにGOTO真っ盛りの秋の連休に人気ターゲットを狙うには、やや始動が遅かったようである。それなら中深海でもと、せっかくなら日頃行かないところを探そうと、これも室戸を中心に探してみるも、人気船はすでに満船途方に暮れ、半ば諦め気味でネットを徘徊していると、キハダジギングを紹介した記事を見つけた。今シーズン、キャスティングではまったくチャンスが無かったキハダだが、ジギングで狙うのもいいかもしれない。狙いを変えて、改めて調べてみると、３連休も空いている船を見つけた。しかも、中深海もできるというので、早速予約を入れた。そこからタックルを整え、ジグを揃え、フックを作りとコツコツと準備を進めた。楽しみで仕方がない。しかし、その日が近づくにつれ、天候が悪くなる予報前日には14メールも吹く予報になっていた。これは流石に厳しいと覚悟しながら船長に電話をすると「行きましょう、風は強いけど大丈夫」という頼もしい回答GOTO！（今や禁句感が・・・）同行するのは、いつも喰い付きがいいチームGACHIメンバーのうっちゃんお世話になったのは、三重県志摩市から出船するトロ丸さんHELLO　サムシング！と迎えてくれた、ダイヤモンド☆ユカイに似た船長に最近の状況を尋ねると、かなりの大型が回っているようで、PE４号でも簡単に切られるという。そんな話を聞きながら、もう頭の中ではキハダを膝持ちしているわしが居る。４時30分地元の常連さん、オールレンタルの初心者さんたちと共に約２時間かけてポイントを目指す。外海に出ると、案の定猛烈な風ベーリング海峡の蟹漁みたいに荒れ狂う波風を皆方寄せ合って耐える。そうして到着したポイントには多くの鳥が旋回し、魚の気配がムンムン80メートル付近に反応があるらしい。この日のタックルは、ポセイドンのハイピッチジャーカー600にオシアリミテッド3000HG（PE４号を400メートル）サブとして、スロージャーカー603-6に、オシアジガーFカスタム2000HG（PE４号を300メートル）と、スピニングタックルのスピンジャーカー602に、ソルティガ5000H（PE５号400メートル）８人が片舷に並んで一斉にジグを投入すると、50メートルあたりでピタリとラインが止まる。ん！？いきなりのヒットである。いい引きを見せるが、残念ながら本命ではない。途中で引きが変わったのはサメにやられたせい。上がってきたのは尾っぽを喰われたコロコロのカツオその後、うっちゃんにもカツオ朝イチからロッドが曲がり、出だし好調・・・　　　かと思われたが、この後沈黙まぁ、よくあることである。その後、いろいろとポイントを変えてキハダの反応を探したが、まったく気配なし無線からも、どの船も釣果が上がっていない様子トンボなら巻き上げでもいいが、キハダは必ずフォールを入れないと喰わないという船長のアドバイスに従って、ポンポンポンと巻いてポ～ンでフォール「〇〇メートルのところに反応がある」というが、ドテラで200メートル近くラインを出しているので、もはやわしのジグがどこにあるか分からない。それでも、ポンポンポンポ～ンでクラッチを切り、ジグを落とすとラインが止まった。すかさず巻きアワセを入れると、ドン！っとロッドが曲がってドラグが鳴る。喰った！！が、重量感は感じるものの、あの圧倒的なパワーは感じない。ちっ、外道か・・・上がってきたのは、２０キロ弱の中トン本命ではないが、まぁヨシとしよう。結局この日は、これにて終了その後、鵜方駅前のビジネスホテルにチェックイン熱いシャワーで潮を落として食事に向かう。晩飯は、伊勢志摩といえば普通は海鮮だろうが、わしらの口は肉付近の焼き肉屋を検索し、見つけたのがここ口コミどおり、お手頃価格でむちゃくちゃ美味かった。しこたま飲んで、たっぷり喰って、いっぱい喋って・・・翌日に備えて眠りにつくそして２日目は、中深海でアカムツ狙い８人を乗せてポイントを目指す。前日ほどではないが、やはり風が強い。水深300メートル弱のポイントに、まずは330グラムのジグを落とす。ん！？確か280メートルのはずだが・・・と思う間にラインがどんどん出ていく。途中何度かラインを張り、何とか着底数しゃくりして、再び落とすもまたしてもラインが出ていく。回りを見るも、皆平気な顔をしてしゃくっている。（後で話を聞くと、皆も底が分からず焦っていたという。が、カッコ悪いので知らん顔してたという）「アカン、底が分からん・・・」とひとり密かにアセりながら、わしも素知らぬ顔をしている。そんなことを繰り返していると、クンクンというアタリまたしても１投目でヒットと幸先がいいこれは、水面下にうっすらとシルエットを見せたところでフックオフ結構な引きと重量感だったので残念しかし、この調子ならすぐに取り返すことができるだろうと思ったのが甘かった。うねりによる船の上下に加え、強烈な２枚潮前に斜めに出たラインが回収時には船底の方向から上がってくる。巻き上げ時の潮の抵抗が凄いので、アタリが出てもバレてしまう。船中では良型のアカムツも顔を見せたが、厳しい時間が過ぎていく。と、うっちゃんのロッドが大きく弧を描く。スロージャーカーの５オンスを限界まで曲げ込むも、恐ろしいほどの重量感でなかなかリールが巻けない。「いやぁ～　重いだけですわ～」、「何やろ？　でっかい石かなぁ、ロープかなぁ」とか言いながら、頭の中では何かしら大物の姿を思い浮かべてニヤけている。が、長時間の労力も、淡い期待も報われず、上がってきたのは・・・（この後うっちゃんは、がっかりさと、酸欠と船酔いのために寝てしまった。）こうして、２日目は魚の顔を見ることなく終わってしまった。敗因は、潮の悪さに加え、未だ水温が高いことでも、初めての海域なので状態が落ち着けば、また挑戦してみたい。こうして２日間が終わった。初日は、８人中６人がボウズ２日目は、８人中４人がボウズという厳しい結果になったが、そんなことは端から承知狙いはそうそう釣れる魚ではない。こういう夢を追う釣りもまたいい決して負け惜しみではない・・・おしまい・・・長期間更新していないので、当然ブログランキングは降下しかし、ほかのブログもポイントが伸びておらず、ブログの衰退を感じる。今や、テンポの速く、タイムリーなSNSが主流となり、更新も遅くて長文のブログはウケないのだろう。それでもこのブログを楽しみにしてくださる方々のためにまた、わしの足跡として、これからもブログを大切にしていきたい(^^v　　　↓にほんブログ村 close

志摩沖の欲張りな釣り